「世界自然遺産に関する村民意見交換会」を10月17日に父島で、11月12日に母島で開催し、村民と行政あわせて、延べ55名に参加いただきました。
同会では、まず、遺産に関する取組の紹介と9月に実施した村民意向調査の結果速報の報告を行いました。

次に、 「①遺産登録100年後の小笠原 ~登録5周年を前に~」と「②動物と暮らすということ ~ペットとの付き合い方~」についての意見交換を行いました。

意見交換① 遺産登録100年後の小笠原

話題提供として、中高生の考える「将来の小笠原」を紹介し、それをヒントにして、参加者全員に、遺産登録100年後の2111年の小笠原がどのような姿になっていてほしいかをうかがいました。出された主な意見を以下に紹介します。

【父島】

  • 自然に配慮した生活や観光・農業、自然エネルギーの導入などの「暮らしと自然の共存」に関すること
  • 多くの固有種、外来種がいない、豊かな森林などの「豊かで健全な自然」に関すること
  • 子どもの教育の充実や安心して暮らせる老後など、「子どもから老人まで住み心地が良い」に関すること
  • 星が見える、きれいな海・空気などの「美しい海・景色」に関すること
  • 無人島の観光や多くの外国人観光客などの「観光の活性」に関すること
  • その他、「自立した小笠原」や「静かな小笠原」 など

【母島】

  • アカギの駆除実現、オガサワラカワラヒワの増加、生物多様性などの「豊かで健全な自然」に関すること
  • 地産地消・自給自足の推進や独自の文化・自治の発展などの「自立した小笠原」に関すること
  • 自然保護とにぎやかさの両立や島民の自然保護への高い意識、自然エネルギーの導入などの「暮らしと自然の共存」に関すること
  • 内地並みに便利、島内での出産・大学教育などの「暮らしやすさ」に関すること
  • その他、「ステキなまま」、「変化」、「小笠原でおもてなし」など

意見交換② 動物と暮らすということ

はじめに、「愛玩動物による新たな外来種の侵入・拡散防止に関する地域課題ワーキンググループ」についての説明を行い、その第1回会議で議論された「イヌ、ネコ以外のペットを登録制とすること」についてどう思うかをうかがいました。
その結果、父島・母島の参加者のほとんどが、「すごくよい」、「ややよい」と回答していました。
ただし、把握管理の体制や動物を飼えなくなるという誤解を生まないための普及啓発、登録する動物種の選定などの考慮、母島と父島の人口差による実効性の違い、固有種の保護だけでなくペットのためという目的も必要ではないか、などという意見も出されました。

全体の結果概要

父島と母島で行われた意見交換会全体の結果概要については、以下のファイルをご覧ください。


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