定期航路

定期航路の写真
昭和47年4月から東京-父島間に週1便、小笠原海運(株)による定期船椿丸(1,040t)が就航し、昭和48年4月には父島丸(2,616t)、昭和54年4月にはおがさわら丸(3,553t)、平成9年3月には二代目おがさわら丸(6,700t、旅客定員768人)が就航しました。平成28年7月からは、大型化、高速化、快適性の向上、バリアフリーの充実を実現した新造船おがさわら丸(11,035t、旅客定員894人)が就航し、所要時間は24時間、おおむね6日に1便運航しています。 父島-母島間は、昭和51年5月から週3便、伊豆諸島開発(株)による定期便(218t)が就航し、昭和54年4月からははじま丸(302t)、平成3年6月には2代目ははじま丸(490t、定員168名)が就航しました。平成28年7月からは、新造船ははじま丸(453t、営業定員200名)が就航し、所要時間は2時間、おおむね週5便運航しています。

港湾

定期航路の写真
父島、母島に各1港及び漁港各1港があります。父島二見港は湾口2km、奥行4km、中央部の水深は40mもある天然の良港で、現在10,000t級岸壁(200m)及び船客待合所、物揚場等が整備されています。母島沖港は500t級(145m)の船舶が接岸可能な岸壁、船客待合所、物揚場、漁船用の船 揚場及び外防波堤が整備されています。 二見漁港は第4種漁港として整備が続けられています。また、母島漁港は、平成元年度より整備に着手しています。

道路

父島の道路は、西町・東町・奥村の集落内及び奥村から洲崎・小港へは一部を除き、32.7kmが整備済です。そのうち、長谷付近の都道については改修工事を進めています。なお、既存の道路については、利用者の利便性や安全性の向上のために歩道設置を進めています。母島の道路は、元地集落内は一部等を除き、16.9kmの整備が終わっています。

通信

本土との電話回線は、昭和58年6月21日から小笠原~本土間のダイヤル即時通話が出来るようになりました。また、平成11年4月21日からは、NTTドコモにより携帯電話のサービスが開始となり、現在は父島母島ともNTTドコモ、SoftBank、au等のサービスが利用できるようになりました。

テレビ放送

昭和59年から実用放送衛星によるNHK衛星放送の視聴が、平成8年4月1日からは、通信衛星を利用してNHK、民放あわせて8局の地上波放送の視聴が可能になりました。平成23年3月に八丈町~小笠原村間に海底光ケーブルが敷設され、平成23年7月より、地上デジタル放送の視聴が可能となり、小笠原村が放送 事業者となり、小笠原村ケーブルテレビの運用を開始しました。

ラジオ放送

小笠原(父島・母島)では、平成25年3月31日より、NHKラジオ第一放送、第二放送、FM放送が次のFM周波数で聴くことが可能になりました。
ラジオ放送名 周波数
NHKラジオ第一放送 82.6MHz
NHKラジオ第二放送 84.6MHz
FM放送 79.6MHz

郵便

小笠原郵便局における通常郵便取扱状況は、1便平均で到着件数約8,000件、差出件数約2,500件です。なお、父島では昭和49年2月から集落内の郵便集配業務を開始し、また、母島に同年8月から簡易郵便局を開設しました。
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