小笠原動物協議会

おがさわら人とペットと野生動物が共存する島づくり協議会

 小笠原諸島は、海洋島にて進化と分化を遂げた生きものたちが織りなす独自の生態系が、生物の進化を示す典型的な見本として世界的な価値を持つと評価され、平成23年6月に世界自然遺産に登録されました。 そのような稀有な生態系と小笠原にしか生息しない希少野生動物の保全を図る上で、負傷した野生動物を適時保護することの出来る体制づくりが望まれていました。 一方で、関係機関・団体との協力のもと、条例運用や捕獲等により、ネコ対策を集落・山域で進めた結果、在来の鳥類の生息数の回復などの成果がみられています。ただし、ネコを含めたペット由来の外来種が新たに生まれないような取組を継続して進めることも必要です。 動物対処室のマーク
 そこで平成28年10月、小笠原自然保護官事務所及び小笠原諸島森林生態系保全センター、小笠原村、公益社団法人 東京都獣医師会、NPO法人 小笠原自然文化研究所の5者により、「おがさわら人とペットと野生動物が共存する島づくり協議会(略称:小笠原動物協議会)」を組織しました。同協議会では、世界自然遺産の価値である小笠原独自の生態系を保全するため、「人とペットと野生動物が共存する島づくり」の実現を目指しています。
 平成29年5月、小笠原世界遺産センター内に整備された動物医療機能を有する「動物対処室」に獣医師を配置し、同室の運営を始めました。

役割分担・運営体制

同協議会は以下の役割を担い、事業を行っています。
協議会役割.jpg

動物対処室の運営体制は下図のとおりです。
協議会体制.jpg

取組概要

本協議会では、上記の取組を推進するため、東京都獣医師会に所属する獣医師を雇用し、動物対処室において、以下の取組を実施しています。
(1)野生動物の保護から野生復帰までの取組の推進
 ・オガサワラオオコウモリ、アカガシラカラスバト、海鳥などの治療等の実施
 →治療やリハビリを経て野生復帰に成功するなど、これまでにない成果がみられています。
(2)小笠原ネコプロジェクトの実施
 ・負傷・体調不良の捕獲ネコへの一時的な処置の実施
 ・捕獲ネコの島内譲渡に関する協力(希望者との面談、希望者向けレクチャーの実施)
(3)ペット由来の外来種を生み出さないための取組の推進   飼い主向け_対処室案内.pdf飼い主向け_対処室案内.pdf
 ・診療を通じてにペットの適正飼養指導などを実施
→週3日のペットの診療日として動物対処室を開放
  詳しくは、こちら→動物対処室の活動紹介.pdf動物対処室の活動紹介.pdf

動物協議会H29事業計画.pdf動物協議会H29事業計画.pdf
動物協議会H30事業計画.pdf動物協議会H30事業計画.pdf
動物協議会R元事業計画.pdf動物協議会R元事業計画.pdf