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二見桟橋から長崎まで歩いて40分。湾岸道路の奥村から夜明道路を登っていくと、長崎展望台の表示板が見えます。車では約10分の道のりです。この周辺は「特別保護地区」に指定されているので、国立公園の掲示板をよく読んでから電信山遊歩道に入りましょう。

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まずは長崎展望台に立ち、目の前に広がる小笠原ならではのダイナミックな景色を楽しみましょう。正面に見える、海岸線に縁どられて立ち上がる岩肌と原生の乾性低木林に包まれた無人島が兄島です。展望台の真下を見れば潮が渦を巻いています。
兄島瀬戸と呼ばれるこの区域では、一年中イルカ(ハシナガイルカ・バンドウイルカ)たちが泳いでいます。また、春にはザトウクジラが回遊してきます。東に浮かぶ東島とその彼方に広がる水平線は、月が沈み太陽が昇る頃、神秘的なまでの美しさを見せてくれます。
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長崎展望台の周辺は乾性低木林に生息する固有植物たちの宝庫です。テリハハマボウ、シマイスノキ、タコノキ、ムニンアオガンピなどの植物から低木林の特性 を観察することができるでしょう。また鳥好きな人にとってはイソヒヨドリ、オガサワラノスリ、ハシナガウグイスなどが飛来するためバードウォッチングを楽 しめる場所にもなっています。また足もとで光る雲母や溶岩石から小笠原の起源を探ってみるのもよいでしょう。
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長崎からの遊歩道
遊歩道入口から緩やかに続く坂道にはオーストラリアを原産とするモクマオウの枝先が堆積しています。この遊歩道は稜線部を行くコースになっているため、右 手には兄島瀬戸の海と兄島最高峰の見返山(254m)などを望み、常に景観を楽しみながら歩けます。左手の旭山、道路、村内の建物や漁港からは自然と人々 のくらし、自然林と人の手が入った林の違いなどを観察することができます。ハウチワノキ、シマムロ、シャリンバイなどの常緑樹の中でひと際目を引くのがコ バノアカテツやアデクの新葉の美しさです。これを観察する絶好のシーズンは6月です。また春先、旭山で鳴く鳥の声を聞きながら歩くのもよいものです。
急な階段を下り進んで行くと岩石地の三つのピークがあり、そこにはムニンテンツキ、シラゲテンノウメ、コトブキギクなどが見られます。ここからは二見港 全体を眺めることができます。「二見」とは、文久巡検隊による命名で、湾内の岩を伊勢神宮の二見岩に見たてて二見岩と名づけ、港を二見港と命名したので す。なお、英語名はロイド港(Port Lloyd)といい、英国艦隊ブロッサム号のビーチ船長が当時のオックスフォード大僧正に因んで命名しました。
沖から奥に深く切れこみ、かつ水深のある湾なので、どんなに海上が荒れても安全に入港、着岸ができ、定期船おがさわら丸の欠航率を極限まで下げています。
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散策の途中で電信柱の残骸やコンクリートの破片、トーチカや洞窟を見かけたら、それは太平洋戦争時の旧日本軍による構築物です。危険なので触ったり中に入 らないようにしましょう。美しい自然の中に、今なお残る戦争の傷跡は、戦時中小笠原諸島が太平洋上の要衝であったことを物語っています。
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林の中にある木の足場を下りて遊歩道を出ると駐車場があり、そこから5分程下ったところが、発達したサンゴの群落があり海域公園に指定されている「釣浜」 です。ここは父島の中でもトップレベルのスノーケリングポイントです。美しいサンゴや、そこに住むユウゼンをはじめとする多くの魚たちに出逢えます。
海岸に露出する「ボニナイト」や海岸の両側にそびえ立つ「枕状溶岩」は太古の海底造山活動の名残です。釣浜は小笠原の奇観をつくりだす枕状溶岩を堪能で きる区域でもあるのです。浜にあるボニナイトが作り出したウグイス色の砂、そして貝や六方サンゴの数々は見る者を悠久の旅へと誘ってくれることでしょう。
※兄島瀬戸は潮の流れがとても速いので沖には出ないようにしましょう。
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ボニナイト・BONINITE(無人岩)
小笠原は、その昔「無人島・ぶにんじま」と呼ばれていました。この「ぶにん」が「ぼにん」となり英名は「BONIN・ISLANDS」です。ボニナイトは英名に因んで名づけられた小笠原諸島にだけ産出する岩石です。かんらん石を含むガラス質の安山岩ですが、これは火山岩としては世界中で他に例を見ないものです。
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兄島の風景
釣浜の駐車場を背に右手に進んで下さい。清瀬のアパート群を左下手に見ながら行くとリュウゼツランの向こうに(兄島瀬戸の向こうに)、兄島の滝之浦や弟島、そして周辺に散らばる人丸島、ひょうたん島、西島が見えてきます。
こうした島々の眺めを満喫しながら散策するのがこのコースです。
植物はモクマオウ、ギンネム、ホナガソウなどの移入種が中心です。オレンジ色や黄色の小さな花を付けているのはランタナです。独特な薫りを楽しんで下さい。
モクマオウ林を抜け岩の上に立ち、宮之浜を一望すると遊歩道の散策は終わりとなります。靴を脱ぎ海に足を浸せば疲れがとれます。
宮之浜から大村までは20分程で戻れます。長崎から宮之浜まで遊歩道を歩くだけなら半日、ゆっくりとスノーケリングを楽しめば一日たっぷり小笠原の自然観察を楽しめます。
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大村から蛇行した登り道を歩いていくと40分程で展望台に着きます。道の周囲にはメダケ、ギンネム、モクマオウ、ガジュマルなどの移入種が多く茂っていま す。海食崖のすぐ上にある展望台からの眺めは素晴らしく、左下手では烏帽子岩(Welcome Rock)が入港する者を迎えるように立っています。その先には野羊山、高山そして南島へと稜線が続き、視界がよければ水平線に浮かぶ母島を見ることもで きます。光、大気そして時間とともに色を変える太平洋の広がりに抱かれて、海が育んだ多くのものに思いをはせてみるのもよいでしょう。
ここは陸上からザトウクジラを観察する場所として最も適しており、2〜4月のハイシーズン中はホエールウォッチング協会の研究員によるレクチャー(実施日 要確認)が行われます。
またここには夕刻の一時を過ごすために多くの人が訪れます。
すごく晴れた日には空と海、昼と夜が一つになる没陽(いりひ)の瞬間に空が一瞬の間だけ緑色になるという伝説の現象「グリーンフラッシュ」がおこります。
ここから奥に10分程歩いた岩の上にある展望台では二見港の全景が望めます。碧い海を行く、船の白い引き波を爽やかな東風に吹かれて見ているのは気持ちのよいものです。
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二見岩
この岩は火山岩と半深成岩から形成されており、小規模ながら見事な柱状節理を見ることができます。柱状節理 とは溶岩が冷却する際に発生する多角柱状の節理を形容する名称で、冷却中の収縮により柱の型が冷却面に直角に表われ、その断面は六角形に近い型となって表 われます。また宮之浜などでは柱状節理と対称な冷却面に平行に表われる板状節理も見ることができます。
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長崎展望台と電信山遊歩道は国立公園のなかでも特に自然保護や景観の保全に注意を払わなければならない「特別保護地区」に指定されています。特別保護地区では動植物はもちろん土石なども持ち出しは一切出来ません。
長崎展望台や電信山遊歩道周辺は大変に乾燥した地域です。
たき火をしたりタバコの吸い殻を捨てないようにしましょう。
また、ごみは捨てずに必ず持ち帰りましょう。(他人が捨てたものも)
あなたの安全の為に
もしもの時は
救急・遭難等の場合は119ダイヤルし、下記の内容を落ち着いて正確にお話下さい。
※海難事故の場合は118にダイヤルして下さい。
(1)現在の患者の状況(できるだけ詳しく)
(2)氏名、年齢、宿泊先
(3)現在どの地点にいるか
(4)折り返し連絡できる電話番号