渇水対策情報について

父島は200㎥/日の海水淡水化装置を導入

平成29年4月18日小笠原村

 父島では渇水が一段と厳しさを増し、4月18日現在、総貯水率が18%台まで低下しそうです。対策として、200㎥規模の海水淡水化装置を追加導入することとし、5月3日からの本格稼働に向け準備中です。
これにより、水資源機構の装置と村所有の装置も合わせ、一日320㎥の水量を確保できることになります。
 父島の農業用水については、長谷ダムと旧小曲隧道から分水を受けておりましたが、農業用水の貯水量も相当に厳しい状況となり、分水は停止することになりました。
農業従事者や関係者の皆様には、これまでご理解とご協力をいただき、改めて感謝を申し上げます。
 母島では、先月から海水淡水化装置を導入し、一日約20㎥確保しています。また、大沢水系の農業用水を分水していただき、一日約15㎥確保しています。

 ダム水位の低下に伴い、水質の悪化を懸念する声も聞かれますが、水道水質基準に則した検査を日々行っており、安全な水道水を供給しておりますので、ご安心ください。
 ご不便をおかけしておりますが、皆様には引き続き節水へのご協力をお願いします。
 
1 現状の把握と今後の推定
(1)貯水率・水の使用量
  父島 4月18日現在 ダムの総貯水率19.0%
     
  母島 4月18日現在 ダムの総貯水率38.5%
     
(2)海水淡水化装置、農業用水の状況
  父島
          2月10日 旧小曲隧道(農業用水)から連珠ダムへ取水開始(35㎥/日)
       16日 村保有の海水淡水化装置が稼働(70㎥/日)
       17日 長谷ダム(農業用水)から小曲ダムへ取水開始(30㎥/日)
       19日 水資源機構の海水淡水化装置が稼働(50㎥/日)
     4月 4日 第7回渇水対策会議にて海水淡水化装置(200㎥/日)導入決定
        5日 農業用水分水停止
       5月 3日 レンタル海水淡水化装置(200㎥/日)稼働予定
 
   母島
          2月 6日 大沢水系(農業用水)から取水開始(30㎥/日)
          3月13日 リース物件の小型海水淡水化装置5台が稼働
          4月17日 小型海水淡水化装置4台が稼働中(20㎥/12時間)1台故障中
 
(3)今後の渇水状況の推定
  父島 今後全く降雨がなく日配水量を580㎥で想定した場合
          【ダム取水210㎥、海水淡水化装置120+(200㎥5月3日稼働予定)、湧水等50㎥】
          5月20日 時雨ダム貯水率0%  7月下旬 デッドウォーター※使い切り
          なお、時雨ダムが空になっても小曲ダムの利用が約20日間利用できる。
      ※デッドウォーター:ダムの有効水深(ダムの想定貯水量7万トン)より下に貯まっている水 (約10,000トンあります)
  母島 今後全く降雨がなく日配水量を110㎥で想定した場合
          【ダム取水65㎥、海水淡水化装置20㎥、農業用水15㎥】
          5月24日頃ダム貯水率25%  8月29日頃貯水率0%
 
   その他
    ・引き続き節水のご協力をお願いいたします。節水協力をいただいていることを踏まえ、時間給水 は村民生活、観光客への影響を与えるため現状では行わない方針です。
    ・おがさわら丸の船舶給水は当分の間、緊急時以外は見合わせていただいています。
    ・さらなる節水について、防災無線、ホームページ、村民だよりなどで協力を継続して依頼します。問合せ先 : 建設水道課 04998-2-3116